他人の悪口を言わないほうがいい理由。言語化への挑戦。出したものを受け取るという原則を知ろう。

幼稚園児でも「他人の悪口は言わないほうがいい」と分かる話だけど、あえて踏み込んでみます。愚痴を言ってスッキリするということもあるでしょう。僕もよくやっていました。

 

なぜ、他人の悪口を言わないほうがいいのか?

 

直接はもちろん、陰口も言わないほうがいいです。

 

今回は明確な理由を言語化してみます。

 

脳は主語を認識できない。

 

僕たちが日頃何気なく使っている言葉が、脳と体に大きく影響しています。例えば、脳は主語を認識できないという性質を持っています。

 

ここで言う「脳」は「古い脳」を指します。大脳新皮質(理性・知性の脳)を「新しい脳」、それ以外を「古い脳」と呼びます。人間特有の高度な精神活動を担当する「新しい脳」のほうは主語を認識できるのですが、感情を司る「古い脳」のほうは認識できず、新しい脳から送られてくる情報をすべて鵜呑みにしてしまう性質があるそうです。

主語を認識できないので、自分が発する言葉の全てを自分のこととして捉えてしまいます。

 

ここで、このような疑問が出るかもしれません。

「主語を認識できないのであれば、自分ではなくて、他人のこととして捉えることもあるのでは?自分のこととは限らないのでは?」

 

僕も持った疑問で、いくつか調べたりして腑に落ちましたので共有しますね。

 

エネルギーで捉えてみてください。

 

主語が誰でも関係なく、言葉のエネルギーを自分自身が受け取るということです。ネガティブなことを言えば、そのエネルギーは全て自分が受け取るのです。主語が誰であろうと関係ありません。

 

具体的な例を挙げます。スポーツの試合で、どうしても勝ちたくて、「相手がミスすればいいのに」「(相手のシュートが)入るな!」などと思うことがあります。実は、それは自分で自分に呪いをかけていることになってしまいます。

反対に、相手を褒めれば、自分が褒められたのと同じ状態になるのです。気分が良くなり自尊意識が高まります。

実際にゴルフのタイガーウッズ選手は、大勝負の瞬間、「対戦相手が上手くいきますように!」と祈るそうです。その結果、あれだけの成果を出しました。凡人とは逆の思考ですよね。

 

出したものを受け取る。

 

全部自分に跳ね返ってきます。

ネガティブを発信すれば、ネガティブを受け取り、反対に、ポジティブを発信すれば、ポジティブを受け取る。

 

これだけでも充分な理由ですが、もう少し掘り上げると、セルフイメージの話に繋がります。他人の悪口を言うことは、セルフイメージを下げることになるのです。

 

あいつはダメだ。⇒(自分も、あいつも)ダメだ。

あいつはアホだ。⇒(自分も、あいつも)アホだ。

 

他人の悪口=自分の悪口です。

 

他人の悪口を言うことは、自分を貶める行為です。

 

自分の価値を下げて、その自分として相応の現実を生きます。そしてまた悪口を言って、自分の価値を下げる。悪循環です。自ら悪循環を生み出しているということです。

 

やっぱり良い言葉を使ったほうがいい。

 

営業、接客業を通して、毎日たくさんの方と対面してきました。

経験を通して、人間は年齢を重ねるにつれて、それぞれの人間性が顔に滲み出てくるという印象を持っています。

 

言葉もそうです。

どんな言葉を使うかで、それ相応の顔立ちとなる。

 

普段から素敵な言葉を使う方は、素敵な顔立ちとなっていくのではないでしょうか。

 

ハンサム(死語)とか、美人とかの話ではなく、雰囲気というか人相というか、オーラというか。滲み出てきます。

 

だから、やっぱり良い言葉を使ったほうがいいんです。

 

あの斉藤一人さんは数多くの著書のなかで「天国言葉を使いなさい」と言っています。正直な話、知って間もない頃は「そんなんで人生良くなるのであれば誰も苦労しない」と考えていました。

 

しかし、今回共有したことが腑に落ちた時、斉藤一人さんが言うところの「天国言葉」についての理解が深まりました。

 

あなたは出したものを受け取ります。

 

どうせなら良い言葉に埋もれていきましょう。全ては自分からですからね。

 

*斉藤一人さんの8つの天国言葉とは

・愛してます

・ついてる

・嬉しい

・楽しい

・感謝してます

・幸せ

・ありがとう

・ゆるします

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